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| 昔から地元の人に親しまれてきた「若葉」 |
「若葉」は、昭和20年代から続く老舗だ。「先代や先々代の精神を受け継ぎ、昔ながらの手作りの味を大切に守っています」と語るのは三代目店主の大橋正生さん。和洋を問わないバラエティに富んだメニューも、昔からの伝統だそうだ。大橋さんの店づくりへの抱負を伺った。
「このあたりは、繊維の町として栄えましたからね。父親の代までは機やさんで働く人たちの食堂として、親しまれていたようです」
大橋さん自身は、すし職人として豊富な経験を持つ板前だが、お父さんやおじいさんの代のころは、すしといえば、助六か巻きずしだったという。
「戦後しばらくは、まだ冷蔵技術も発達してなかったですからね。握りずしが庶民の味として定着したのは、冷蔵技術が発達した高度成長期以降じゃないですか」と握りずしの歴史を説明してくれる。
昭和時代は、同店のメニューも和食に限らず洋食やうどんなどのめん類もあったとか。「若葉食堂」と今も地元の人たちから呼ばれるのは、その名残だという。
「すしを中心とした和食が私の専門ですが、昔からのお客さんにとっては、うちはなんでもそろっている食堂なんですね。ですから、そんな気持を裏切らないように、親子三代で来ていただいても、お年寄りからお孫さんまで世代を超えて満足していただけるような店づくりを続けていきたいんです」
同店では特にランチメニューというのはないが、何を注文しても一品余分に小鉢をつけてくれ、赤だしもデザートもサービスしてくれるので、おなかがいっぱいになる。
取材班は、撮影のために「並ずし」(900円)と松花堂弁当(千円)を注文。すしネタのマグロやイカは新鮮そのものであった。生ものは松花堂弁当にも入っており、また焼き魚、揚げ物なども非常に充実している。その日の煮物であるタケノコと高野豆腐もしっかりとだしの味がしみていて、ごはんが進む進む。
「煮物や卵焼きなども、すべて厨房で手作りしていますので、安心して召し上がっていただけますよ」
そのほかの人気メニューには「すし(中)」(1,300円)「すし(上)」(1,800円)、「うなぎ丼」(1,300円)、「かつ丼」(700円)、「天丼」(900円)、「玉子丼」(600円)などがある。
また「から揚げ定食」(800円)、「ひれかつ定食」(1,100円)、「みそカツ定食」(900円)、「みそテキ定食」(1,000円)などの定食メニューも人気だ。
もちろん「オムライス」(650円)や「エビフライ定食」(1,100円)などの洋食を目当てにやって来るお客さんも多い。
「せっかく外食するのに、量が少なくて物足りないではつまらないでしょ。当店では、どなたも満足していただけるように、ボリュームたっぷりでお出ししています」
一階にも二階にも30席ほどの座敷を設けているので、法事をはじめ、各種宴会に利用できる。
「ご予算に応じて、いかようにもアレンジしますので、お気軽にお問い合わせください」とのことだ。
また近いところなら出前もしてくれるので、「若葉のごはんを食べてみたい」と思ったら、一度問い合わせてみよう。
最後に耳寄りな情報を一つ。同店近くには相撲部屋の名古屋場所宿舎があるので、場所中にはふらっと力士が立ち寄ることもあるとか。ラッキーな人は人気力士に会えるかもしれないので、ぜひチェックしてみてはいかがだろう。