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| 「カフェ・ド・マムズ」は、一宮駅から歩いて数分。駐車スペースも向い側にあるが、自転車で来るお客さんも多い |
一宮駅からJRの線路伝いに南に歩いていったところに、ちょっとおしゃれなカフェがある。「Cafe de Mam's」という名前のとおり、店を運営しているのは、主婦であり、母である4人の女性たちだ。こじんまりとした店内は、落ち着いた雰囲気でくつろげる。オープンしてまだ半年だが、しっかりと常連のお客さんのハートをつかんでいるようだ。
カフェの共同経営と聞いて、メニュー、インテリア、サービスなど、さぞかし綿密に準備してオープンにのぞんだのだろうと想像しながらインタビューを始めたのだが、「それが、話の流れでこういうことになってしまい、あれよあれよと言う間にオープンしちゃったんですよ」と意外なお答え。
「カフェ好きが高じて」とか、「何年も別のお店で修業して」などというコメントは一切なく、とんとん拍子でここまで来たのだという。
子どもが通う幼稚園や小学校で知り合った4人の女性たちは、お互いが協力し合い、ムリのないところで家庭と仕事の両立を図っているようだ。
「とは言っても、最初は何もわからず大変でした。最近ようやく慣れてきたところです」と四人を代表してインタビューに応じてくれた青井ちづるさんは、開店当時を振り返る。
「ランチもどんなものを出せばいいのか、話し合いました。試作を繰り返し、これならOKというレベルまで持っていくのが大変でした」
現在日替わりランチとして登場しているのは、それぞれの得意料理をアレンジしたもの。「ヘルシーオムライスランチ」「そばめしランチ」「石焼ピビンバランチ」「温玉のせ肉みそ丼ランチ」「石焼チーズカレーランチ」(いずれもサラダ、ドリンク、デザート付きで750円)などが人気メニューだ。
取材に伺った日の日替わりメニューは「石焼ピビンバランチ」。本格的な石焼きなべに入ったごはんは、しっかりおこげの部分もあり、香ばしい。ごはんの上には、山菜、もやし、青菜がたっぷり。ミンチとタマゴ、そしてコチュジャンを一緒にして大胆にかき混ぜていただけば、おいしさ満点、栄養も満点だ。スープとサラダ、デザート、そして食後のドリンクもついているので、おなかもいっぱいになる。
「どの日替わりランチも、なるべく野菜をたくさん使い、健康を考えたレシピを心がけています」と青井さんも言うように、手作りの温もりが感じられるヘルシーごはんがうれしい。
またモーニングサービスもトーストセットとホットケーキセットの2種類を用意している。トーストセットならトースト(白、ゴマ、黒糖の三種類から好きなパンを選び、バター、小倉、シナモンの中からトッピングを選ぶ)に、サラダとゆでタマゴがついてくる。ホットケーキセットならホットケーキにカスピ海ヨーグルトがついてくる。いずれも飲み物の値段を払えばOK。しかもモーニングサービスなのに午後2時まで注文できるのでランチがわりに食べていくお客さんも多いとか。
「小食のお年寄りにはランチとして召し上がっていただけますし、ちょっと小腹が空いた時のおやつがわりなどにもご利用いただいています」
地域に根付き、地域に愛されるカフェを目指す同店では、季節ごとの行事に合わせた記念イベントも行っている。4月の桃花祭に続いて、7月には一宮の七夕祭りにちなみ、コーヒーチケット(10枚つづり)を3,000円(通常価格は3,500円)で提供する予定。
「一宮駅に近いので、お待ち合わせやお散歩の途中にでもお気軽にお立ち寄りいただけるような店づくりを心がけています」とスタッフ全員、意欲を燃やしている。
午後4時まで(土曜日は午後1時)という営業時間については、リピーターのお客さんから「もう少し延ばしたら?」という要望もあるそうだが、スタッフ全員、まだ小さい子どもをかかえているので、これがぎりぎりせいいっぱいの時間という。
「子どもたちが大きくなれば、徐々に営業時間も延ばしていけると思います(笑)。子どもの成長とともに当店も成長していきますので、長い目で見ていただけたらうれしいですね」