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| 白を基調にブルーをあしらったきれいでおしゃれな外観 |
白壁にブルーの窓枠や柱がおしゃれ。パリの街角をほうふつとさせる(行ったことないけど)ケーキ屋さん「シトロンヴェール」は、いつもお客さんがいっぱいの、人気店だ。
洋菓子店は数々あれど、同店はほかのケーキ屋さんではちょっと見られない大きな特徴がある。さてその特徴とは何か。店主の加藤浩嗣さんに聞いてみることにしよう。
「家に遊びに行くといつもケーキが出てくる。子どものころ、近所にそんな友達がいたんですよ。あこがれてましたねぇ。毎日こんなきれいなケーキが食べられたら夢のようだなあと」
そんな体験がベースにあって、パティシエを目指した加藤さん。高校卒業後は製菓学校に進み、その後三つの洋菓子店で修業を重ね、7年半前に独立した。
「僕が目指しているのはね、味の良さはもちろんですが、見た目もきれいで夢のあるお菓子づくりです」と語る加藤さん。その言葉どおり、同店のショーケースには美しくデコレーションされたホール(丸ごと)ケーキが、なんと20種類も並んでいる。
「多いときは30〜40くらいつくることもあります。2段になったデコレーションケーキもありますよ」
バナナをふんだんに使った「バナナの丘」やチョコレートたっぷりの「クラシックショコラ」(いずれも2,000円)、シャンティ(生クリーム)、ショコラ、キューブの三つの頭文字をとって名づけられた「CCC」(1,200円)やフルーツのデコレーションが美しい「フルーツパーティ」(2,800円)など、ウインドーの中は花が咲いたようだ。これほど多種類のホールケーキを常時並べている店は、おそらくほかにはないだろう。
もちろん、一般のサイズの一個売りケーキも充実している。
あられ糖の食感と濃厚なカスタードクリームの相性がいい「あられシュー」(110円)は一個食べるともう一個食べたくなるおいしさだ。
今の季節なら、クリのプリンが入ったモンブラン「秋色」(450円)や「さつまいものタルト」(300円)、「マロンパイ」(250円)など、秋の味覚を楽しめるお菓子がいっぱい。
このほか、「ブルーベリー畑」(350円)や「いちごショートケーキ」(330円)、バナナとマンゴーの入った「パパマンガ」(380円)など、フルーツを使ったケーキもある。
「メリハリのある味を心がけています。ショコラならチョコのおいしさを前面に、フルーツを使えばフルーツの良さをしっかりと出す、といった具合に素材を生かしたケーキを提供していきたいですね」
生菓子は大体30種類を用意しているそうだ。
また一宮でNPO活動を展開する「志民連」が販売する「138珈琲」を使った「いちのみや珈琲ゼリー」(250円)も好評。
「地元オリジナルのおいしさををぜひお試しください」とのことだ。
このほか、フィナンシェ、ダックワース、フロランタン(いずれも140円)などの焼き菓子、またラングドシャ、アマンドショコラ、マカロン(いずれも一袋350円)などのクッキー類もバラエティに富んでいる。
ところで、店名のシトロンヴェールとはどんな意味なのか、加藤さんに尋ねてみた。
「シトロンは、かんきつ類のフルーツ、つまりライムのこと。僕のケーキにはふんだんに使われています。ヴェールはフランス語で緑という意味です」
つまり緑のライムのように、いつまでもフレッシュさを忘れず、いい香りを放っていたいという思いを込めたネーミング。
そんな加藤さんの姿勢は、同店で働く人たちにもしっかりと受け継がれ、8人いるスタッフもきびきび、はきはきと働いている。
元気いっぱいのパティシエたちが作るシトロンヴェールの夢のあるお菓子をあなたも一度味わってみてはいかがだろう。