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| 「それぞれ個性の違う人たちと会話するのはとても楽しい」というカナダ人講師のジョーさん(中央)を囲んで、会話もはずむ |
「日本人は、英語教育を受けているのにもかかわらず、英語を話すのが苦手」とよく言われる。そんな中、「お茶を飲んで英会話」をキャッチフレーズに、自宅で英会話サロンを開いている人がいる。
「話す楽しさを味わえば、会話は自然に発展していく」という考え方から、リラックスした雰囲気づくりに務めている。和気あいあいとした英会話教室の内容をうかがった。
「グリーン・リーブス」を立ち上げたのは2年半ほど前のこと。
「それまでは大手英会話スクールの講師として小中学生対象に教えていました」と語る山中さん。自分のサロンを立ち上げたきっかけは、仕事を通じて知り合ったネイティブスピーカーの「日本には素晴らしい文化も世界に誇れる技術もあるのに、どうして日本人は会話しようとしないの?」というひと言だったという。
「たしかに私たちは、初対面ではなかなか本音をしゃべらない傾向があるし、口数も少ないかもしれません」
ましてや言語の違う外国人と話す場面では、つい引っ込み思案になりがちだ。
「英語を習おうと構えるのではなく、もっと気軽に会話を楽しめるスペースが必要なのでは」
そう考えた山中さんは、自宅にネイティブの講師を招き、お茶を提供しながら、アットホームなサロンを開いたらどうだろうと思いついた。
「英語を上手に話そうとか、文法は間違ってないかしらなど、頭で考えていたら会話ははずみません。自分自身のキャラクターを積極的に出して、恥もいっぱいかいて、それで少しずつ上達していけばいいと思います」と語る山中さん自身も、会話中、単語が出てこなかったりすることはしょっちゅうだという。そんな時は、知っている言葉を駆使して、なんとかコミュニケーションしようと体当たりしているそうだ。
話す機会は多い方がいいということで、普段のサロンのほかに、3カ月に一回のペースでレストランで食事をしながらの英会話イベントも開催。
2月初旬に「一宮」駅近くのイタリアンレストランで行われた食事会の模様を取材したが、20人ほどの参加者たちは、講師3人を囲んで皆、とてもリラックスしながら会話を楽しんでいた。
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家族で参加した人は「子どもがサロンでお世話になっているので、今日は私たちも参加しました。同じテーブルで食事をしながらですと、英語力がそれほどなくても会話がはずみますね。子どもには、まず英語に慣れて、好きになってくれればと思っていますので、このサロンはとても気に入っています」と語っていた。
また「普段の生活で外国人と話す機会がないので、こういうチャンスはとても貴重。ネイティブの先生とも同等の目線で話せる時間がうれしい」と語る学生や「世界のニュースを英語で読めるようになりたいし、英語圏の国々を旅行する際の基本知識やマナーも学びたい」という人など、それぞれの目的を持って会話を楽しんでいるようだ。
山中さんも「私自身、この仕事を始めて、視野が広くなりました」という。また「英語が好き」という共通項を媒介に、さまざまな人とのつながりが広がったことも、大きな収穫。
「英語を学ぶことで、異文化も自然に学べる。同じ方向の好奇心を持った人たちの輪をもっと広げていきたいですね」
「お茶を飲んで英会話」を通じて、会話を楽しみ、お互いの文化を知り、人生を楽しむ人たちのネットワークを構築していきたいと山中さんは考えている。