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| 萩原町朝宮から1本北の交差点を少し西へ入ったところにある「福寿亭」 |
店主の佐藤順弘さんは、高校生のころから板前になろうと決めていたという筋金入りの料理人かたぎ。おいしい料理をより多くの人に食べてもらおうと、今も味の研究には余年がない。店内にはいけすを置き、活け魚料理にも力を入れている。
「オヤジが料理を作ることが好きでしてね、家では男が台所で包丁持ってトントンやってるという風景が当たり前だったんです。私自身も高校生のころから、中華料理屋さんなどでアルバイトをしたりして、卒業したら調理師学校と決めてましたから、進路に迷うということは一切なかったです」と当時をふりかえってにっこり笑う佐藤さん。
調理師学校を卒業した後は、地元の仕出し屋さんで修業し、十三年前に独立。以来「福寿亭」オーナーとして、和食の良さをより多くの人に広めたいとがんばっている。
「店内にはいけすを置いており、お客さんのご要望に応じて、季節の魚をお出しできるように用意しております」
七月には新しい水槽を導入予定。新型のいけすでは、水温の違う貝やサザエ、車エビなども入れられるので、活け魚の幅もぐんと広がるそうだ。
さっそくランチメニューを見せてもらった。日替わり刺身ランチ(ウィークデーのみ)は、その日の刺身とサラダ、茶わん蒸し、ごはん、赤だしがついて1,050円。大将おまかせランチ(1,380円)は、刺身、サラダ、揚げ物、小鉢、茶わん蒸し、ごはん、赤だし、漬け物、デザートがついている。どちらのランチもごはんとサラダはお代わり自由だ。
またおもてなしにもぴったりの、ミニ会席ランチメニューも豊富にそろえている。
撮影するために注文した「布袋」(2,000円)と「まどんな」(1,900円)は、いろいろな味が楽しめてお値打ち感いっぱい。
「布袋」は、食前酒、松花堂(季節の珍味二種、炊きあわせ、焼き物)、刺身、サラダ、すしまたはうなぎまぶし、香の物、茶わん蒸し、赤だし、デザートがついている。
「まどんな」は、三ツ重(先付、煮物、焼き物)、海藻サラダ、茶そば、グラタン、すし、茶わん蒸し、赤だし、デザート三種、コーヒーと、種類いっぱいで満足度100%だ。
このほかにも「ミス小町(2,600円)」や「大黒(2,500円)」、「弁天(1,500円)」などがある。
「女性やご家族連れにも楽しんでいただけるよう、バラエティに富んだ味を心がけています」と佐藤さんは新しい味にも積極的に取り組む。例えば「まどんな」の海藻サラダには、ローストしたアーモンドと天かすが散らしてあったり、なすのグラタンがラインナップされていたり、和の中にフレンチやイタリアンがあって新鮮だ。佐藤さん自身、食べ歩きして、さまざまなアイディアをレシピに反映させているようだ。
水槽の魚をその場で調理する活け魚料理を学ぶために、佐藤さんは板前になってから専門の店で修業をしたという。
「活け魚をさばくには、独特の技術が必要なんですよ。それを修得すれば、大きなタイでも20分ほどあれば、まるごと活けづくりできます」と説明しながら、水槽からアジを一ぴき出して、ササッとさばいて、あっという間に「アジのたたき」を作ってくれた。
「旬の魚を新鮮な状態で召し上がっていただくことが、私の店のポリシーです。水槽もリニューアルしますので、これからは生ものの種類も増やしていけると思います」
また二階には54席の宴会席があり、各種の集まりに最適。バスでの送迎もしてくれる。
松花堂弁当などの仕出し料理も充実しているので、ぜひ一度試してみてはいかがだろう。