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| 駐車スペースも広いので入りやすい「ふくら庵」 |
西島町に昨年オープンした和菓子屋さん「ふくら庵」は、間口が広く明るいので、とても入りやすい雰囲気。定番のまんじゅうから季節の和菓子まで、アイテムも多彩で見ているだけでも楽しくなる。店主の加藤秀一さんに話を聞いた。
店主の加藤さんの実家は、大府で代々続く和菓子屋さん。また妻のやよいさんも豊田の和菓子屋さんの家に生まれた。和菓子が取り持つ縁である。
「製菓の職業訓練校に通っていた時に知り合いました。お互い境遇が似ていることもあって意気投合したんですね」
一宮に「ふくら庵」をオープンさせたのは昨年9月。以来商品のネーミングから店舗の運営まで、すべて2人で相談して決めてきた。
店名に使われる「ふくら」というのは一宮市の木「くろがねもち」の別名だそうだ。
「『ふくら』といういかにもやさしい感じのする響きが、当店の和菓子のイメージにぴったりと考えてつけました」
生菓子は常時20種類以上、そのほかにも日持ちのする焼き菓子やようかんなど店内には、バラエティに富んだお菓子がいっぱい。
「おかげさまで当店の味を覚えてくださって、何度も足を運んでくださるリピーターのお客様も増えており、本当にうれしく思っています」
「安心して召し上がっていただけるように、できる限り安全な素材を選んでいます」というように、同店では和菓子作りに欠かせない水は水道水を使わず、アルカリイオン水を使用。アズキも生産農家と契約し、減農薬・減化学肥料の自然栽培のものを仕入れている。
また国産小麦粉や安全な健康卵にもこだわり、着色料も天然色素を使用。おいしさと安全性を追求しているのが大きな特徴だ。
まず試食したのが「継体浪漫(けいたいろまん)130円」という不思議な名前の餅菓子。
「淡墨桜にまつわる古文書にヒントを得て作られたお菓子なんです。真清田神社にゆかりのある継体天皇のお話をイメージした黒米入りの餅菓子を私が引き継がせてもらっています」
もちもちした中に黒米のつぶつぶ感がうれしい。甘さ控えめで何個でも食べたくなるおいしさだ。
またこしあん入りの「ふくら餅(100円)」、昔ながらの製法で作られた「酒まん(100円)」「くず桜(170円)」なども人気。
無漂泊・無添加のクリをふんだんに使った「栗蒸しようかん(950円)」や「いもようかん(750円)」も定番の人気商品だ。
またアンコとくるみをパイ生地で包んだ「木の実いっパイ(130円)」やレーズンバター入りの「どら焼き(130円)」、米粉で作った「米米カステラ(750円)」など、洋風テイストをうまく取り入れた焼き菓子も多種類そろえている。
「季節感たっぷりのお菓子もシーズンごとにご用意しています。これからの季節は涼し気な味わいをお楽しみください」と、夏に向けて加藤さんイチオシなのが「水まんじゅう(8個入り一200円)」だ。つるんとしたのどごしがうれしい水まんじゅうは、こしあん、木いちご、夏ミカンの3種類。もちろん1個からでも買える。
またミネラルたっぷりの竹炭入り「竹炭わらび餅(380円)」もゼリーのようで、夏のおやつにぴったりの食感だろう。
今月新発売したばかりの、米粒をイメージしたごまあん入りの蒸しカステラ風お菓子「穂の菓(130円)」もぜひ試してみたい。