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| 「一豊杯剣道錬成大会」のご案内 ●日時/3月26日(日)午前9時半〜 ●会場/一宮市木曽川体育館 ●問い合わせ先/日比野さんまで |
NHKの大河ドラマ「功名が辻」でおなじみ山内一豊と、その妻千代。ドラマ人気も手伝って、一宮市の一豊周辺はにわかに活況を呈しているようだが、剣道の分野で、その勢いに乗ろうという動きもある。一宮市内の小中学生を対象にした第一回「一豊杯剣道錬成大会」がそれ。実施に向けて力を尽くしている日比野さんを訪ねた。
小学校6年生で剣道を始めたという日比野さん。46歳の今日まで、ずっと剣道とのつきあいは欠かしたことがない。
「昇段試験で、今の七段に合格したのが42歳の時。このときは苦しかった。家族もいるし、日々の仕事もある。それでも毎日、剣道のけいこがある。約10年かかりましたかねぇ。一時期は家族からそっぽを向かれているように感じたときもありました。それでもやっぱり剣道の指導者としてやっていくためには、なんとかして合格したかった。いろいろ迷惑もかけましたが、やっぱり家族のバックアップが大きかったと、今あらためて思いますね」
現在の制度では、剣道の段位は八段まで。ちなみに日比野さんのように六段から七段への昇段試験を受ける場合、6年間の修業年数が必須。五段から六段だと5年間が必須。そうしてみると七段を持つ日比野さんのステータスは相当のものだということがわかる。
現在、日比野さんが指導しているのは木曽川中学校と木曽川町武道館。小学生、中学生から大人の参加者まで、実に多様な人たちが参加している。
「古い言い方ですが、剣道は“礼に始まり礼に終わる”。また剣道という道を極めることは、即ち、人としての道を学び、やがては自分の道を切り開いていくことにつながります。それを日々のけいこのなかで指導していきたいのです」
言葉では固いが、日比野さん自身は、とても気さくな性格(と、お見受けした)。生徒の一人ひとりに必ず一日一回は声をかけることや、時にキレる子どもたちにも気長に付き合っていくという姿勢だ。
「頭から押さえつけるような指導ではなく、苦しいことがあったり、つらいときは一緒になって、それを受け止めてあげること。子どもたちは、とても敏感です。そしていい点も悪い点も含め、常に私たちのすべてを見ていますからね」
だからこそ指導する側も「真剣勝負」。後輩の若き指導員たちにも、子どもたちだからと軽く見るのではなく、むしろ自分自身のすべてを見せるつもりで指導にあたるよう徹底しているそうだ。
指導員として何十年もの経験を持つ日比野さん。親たちの意識も変わってきており躾(しつけ)の面でも頼られることが多いと言う。
「剣道という武道をやっていることで、本来、家庭で行われるべき躾を私たちに求められるんです。あいさつができるようにとか、人としてのマナーなど、機会を見つけては話をしたり、また声をかけるようにもしています」
こうして地道な活動に取り組んでいた日比野さんは、木曽川町が生んだ戦国武将、山内一豊を顕彰する「一豊顕彰会」のメンバーでもあった。NHKドラマが放映中の今、また木曽川町、尾西市が一宮市と合併し新市誕生なった今、なにかできることはないだろうかと考え、一豊顕彰会のメンバーとも相談した結果、剣道大会を開催しようと思い立った。
「『一豊杯』と銘打って、5名1チームで、小学生16チーム、中学生は男子19チーム、女子18チームが参加するという大きな大会です。関係のみなさんには、いろいろな面でお世話にもなっていますし、ぜひ成功させたいと考えています」
一豊杯の詳細は別掲のとおり。子どもたちのはつらつとした姿はもちろん、実行委員・競技委員長として奔走する日比野さんの勇姿を、ぜひご覧あれ。