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| 和テイストの外観「あきしの庵」 |
今月ご紹介する「あきしの庵」は、アートスペースのあるカフェ。アートに触れながら、おいしいコーヒーやハーブティーでくつろいでもらおうと、4年前にオープンした。これまでに絵画や陶芸、写真など、ジャンルにこだわらず、さまざまな作品を展示。地元の作家や若手アーティストの発表の場として、また交流の場としても機能している。
「母が油絵を続けており、また父は書道をやっておりますので、なんとなくそんな環境に育ったんですね。小さいころから、自然にそういう世界に触れていたんだと思います」と語るのは、店主の沖谷千加美さん。
「おいしいコーヒーを飲みながら、さまざまな分野のアート作品を楽しめるようなお店があったらいいな」という希望をかなえ、4年前に「あきしの庵」をオープンさせた。
「始めたころは知名度もありませんし、予定を埋めていくのに精いっぱいでしたが、このごろはようやくみなさんに知っていただけるようになり、おかげさまで予約は1年後まで埋まっています」
1カ月単位で貸し出されるアートスペースは使用料無料。「作品を展示したいが、ギャラリーを借りるのにはお金がかかるし、大変そう」という作家は意外に多い。そんな人たちの発表の場としても同店はぴったり。これまでに、油絵、押し花、水彩画、古布、陶芸、写真、アート盆栽など、古典的なものから現代アートまで、展示された作品は、実にさまざまだ。
借りた人によって、自由にスペースをレイアウトできるので、どんな作品の雰囲気にも合わせられるところも大きな魅力である。
「ウチはカフェでもありますので、メニューのPRもさせてください(笑)」という沖谷さんイチオシの一品が「トーストサンド」だ。こだわりのパン屋さんから取り寄せた食パンをトースト。ベース(レタス、キュウリ)のサンドが400円。ベースにトマト、ハム、チーズ(それぞれ50円)、オムレツやベーコン、ツナ(それぞれ100円)、ハンバーグ、テリヤキチキン(それぞれ250円)などをプラスして、好みのサンドをオーダーすることができる。例えば50円のトマトと100円のオムレツ、ベーコンをトッピングすればプラス250円、つまり650円でボリューム満点のサンドを食べられるというわけだ。
撮影用のサンドを試食したが、ふわふわオムレツにベースのレタス&キュウリの味がよくマッチして、結構な味であった。
サンドを注文した人は、ドリンクが50円引きになるのもうれしい。
ブレンドコーヒー(400円)は、オリジナルブレンドで香りも味もマイルド。またダージリン、キーマン(ともに500円)などの紅茶類、フルーツバスケットやハイビスカス&ローズヒップ(ともに500円)などハーブティーもおすすめ。このほかまっ茶セット(和菓子付き550円)も好評だ。
尾張地区のカフェだけあって、モーニングサービスも充実している。
飲み物のお金を出せば、トースト(バター、シナモン、小倉の中から一つ)にサラダ、フルーツ、ゆで卵が付いてくる。
「ゆっくりとお茶を飲みながら、アートを囲んで、楽しい会話がはずむようなお店づくりを心がけています。ここに来れば、くつろぎの素敵な時間を過ごせると感じていただけたら、こんなにうれしいことはありません」と沖谷さんは言う。
コーヒーカップやサンドなどに使う食器もすべて瀬戸の陶芸作家、加藤勝利氏の作品でそろえ、器の楽しさも伝えている。
またゴールデンウィークには4周年の記念イベントも考えているそうだ。
「ささやかですが、粗品やコーヒーチケットのサービスも予定しておりますので、ぜひお越しくださいね」
今月のギャラリーは、藤井博子さんによる「陶人形展」を開催。柔らかな顔のやさしい陶人形が並んでいる。