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| ランチタイムもディナータイムも気軽に入れる店、笹のみ |
創業は昭和41年。約40年の歴史がある笹のみは、時之島ではよく知られる店。
店主の交告(こうけつ)幹康さんが考え出す、旬の食材を使った料理は、バラエティに富んでおり、大人から子どもまで、だれでも楽しめる味が好評だ。
昭和41年に、交告さんのお父さんが喫茶店、笹のみを創業。以来、店鋪移転やメニューの大幅な変更など、紆余曲折をたどり、現在のスタイルになった。
「当時の喫茶店はね、コーヒーだけじゃなくて、食事もできるような店が多かったんですよ」と交告さんが言うように、笹のみも喫茶メニューのほかにラーメンやスパゲティも出していたそうだ。その後ラーメンの人気が高まり、喫茶店の隣にラーメン店を独立させたが、立ち退きをきっかけに、平成7年に現在の場所に移転したという。
「うちのメニューに今でもラーメンがあるのは、その当時の名残り。40年の伝統を誇るメニューなんです」と二代目として胸を張る交告さんだが、最初からすんなり跡を継いだわけではなく、学校卒業後、サラリーマンを経て、カナダに1年半在住した経験を持つ。
「そのころ始まったばかりのワーキングホリデー制度を利用して、現地のラーメン店で働いていました」
そこではホールスタッフとして徹底的にサービスをたたきこまれた。
「オーナーは、元有名ホテルのオーナーシェフを務めたこともある人で、それは厳しかったですね。でも私の実家もラーメン店だということで、本来は企業秘密のはずのスープのとり方やめんのゆで方などもこっそり教えてくれました」
カナダでの暮らしや仕事の経験が、今、とても役立っているという。
撮影のために注文したランチメニューの「レディース膳」と「こんにゃくのお刺身定食」(ともに1,050円)を試食した。
レディース膳には、エビフライ、ラーメン、刺身こんにゃくがついており、まさに和洋中華がせいぞろい。だしやソースもきちんと手作りされており、ボリュームもあって満足感たっぷりだ。
また「こんにゃくのお刺身定食」は、こんにゃくの刺身、豆腐ステーキ、青菜のおしたしと、すべて植物性の食材なのでとてもヘルシー。
「こんにゃくはすべて自家製で、好評をいただいています。ゆず、黒ごま、青じそ、唐がらしと、4つの風味を楽しんでくださいね」と交告さんの妻、妃久江さんも自信を持ってすすめる。
このほかにも、まぐろづけ丼やみそかつ丼など、一度は試してみたいメニューがそろっている。
また夜は夜で、酒のつまみ的メニューから晩ごはんまで、メニューの種類は多種類にわたっている。
「仲良くしている近隣の農家の方たちが、新鮮な野菜を届けてくれるので、旬のおいしい野菜が簡単に手に入るのもありがたいですね」と交告さんはさらりと言ってのける。
「無農薬野菜使用」とか「オーガニック素材にこだわって」など特に声を大にして言わなくても、近くの畑でとれた安全な野菜を使うことは昔から当たり前にやっていること。地元に根づいたレストランならでは地域との結びつきが、おいしさにつながっているようだ。
同店では、慶弔時の仕出しや各種パーティーのための、ケータリングサービス事業も積極的に展開している。特にケータリングサービスは、まだその名前があまり知られていないころから始めていたという。
「日本では、単に出前の料理を届けるみたいな意味で使われていますが、本当はお客さんの要望に合わせて、どんな料理でいくか、テーブルセッティングはどうするかなど、全体の演出までするのがケータリングサービスなんですね」
交告さんは、カナダでの修業時代に経験したことを、この事業に役立てており、これまで企業のパーティから個人のお祝いの席など、実にさまざまなケータリングを企画してきた。今後もお客さんの要望に合わせた楽しいサービスを提供していきたいと考えている。
料理を通じて「お客さんにほっとくつろいでもらいたい、いやされる時間を感じてもらいたい」というのが、交告さんの願いであり、ポリシーでもある。
「これからの季節、温かいメニューもたくさんご用意しています。冬のおいしい料理で心からくつろいでいただけるよう、スタッフ一同フル回転でがんばっていますので、ぜひ一度お試しください」
年末年始の宴会メニューやビジネスランチなど、予算に応じて相談に乗ってくれるので、あなたも「笹のみ忘年会」を企画してみてはいかがだろう。