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| 一宮市北方町の少年野球監督、林輝彦さん |
「仲間の岩田さん(岩田常夫さん)をはじめ、みんなでやっていることなので、私だけが…」と謙そんされていたが、「やはり、どなたかに代表として登場していただきたい」ということで、今回の取材が実現。一宮市ではもちろんのこと、近隣の大会では、常に上位にランクされている北方町の少年野球監督、林輝彦さんを訪ねた。
高校時代は一宮商業の内野手として活躍。その後、20代後半まで軟式の社会人野球に取り組んだが、仕事が忙しくなってきたことなどもあって、次第に野球とは疎遠になっていったとか。しかし昭和60年、小学生の息子さんの少年野球への参加をきっかけに、再び野球にかかわることに。コーチとしてのスタートから、すぐに監督へ。以来、20年間の長きにわたって監督を務めてきた林さんだ。
「よく昔とくらべて子どもたちが弱くなったとか、我慢がなくなったとか言うけど、あんまりそういうことは感じんなあ。みんな野球が好きで入っているし、レギュラーを取ろうと頑張っている姿は、昔も今も変わらんよ」
現在のメンバー数は、小学校1年生から6年生まで58名。6・5・4年生と学年ごとにA・B・Cの三チームと、それ以下の予備軍があるが、そのうちB・Cチームの監督が先の岩田さんで、林さんは6年生のAチーム監督だ。
「練習は毎週土曜日と日曜日、朝の9時から午後4時まで。夏場は明るいので5時までやっています。以前は日曜日だけだったけど、学校が土曜日休みになってからは、ずーっと土曜・日曜に。練習量が多くなってから、めきめきと強くなっきたね」
一宮市での大会だけでなく、県大会や愛知・岐阜・三重の各県から153チームが8ブロックに分かれて対戦する『イチロー杯』などの大会にも意欲的に参加。「イチロー杯」では現在、所属するブロックの優勝決定戦を控えている段階だ。
「強いチームを作るにはやはり練習量だな。基本を繰り返して繰り返して、その上でいかに応用するか。それを選手一人ひとりの体と、チーム全体で共有できるようになると、ほんとに強いチームになると思うね」
若いころは怖い監督のイメージがあったはずと笑う林さんだが、昨今は技術的な指導は若いコーチらに任せて、チーム全体を見渡して子どもたちの健康管理にも十分に気をつかっているという。
「チームワークを大切にする、あいさつなどの声を出す、プレイには集中して取り組む…などを、チームのモットーにしています。そして一番大事なことは野球を好きになるということ。好きになれば、たとえば家で素振りをするとか、シャドーピッチングをしてみるとか、自分なりに努力をする。それが本人の成長につながるんだね。こうしたことは野球だけじゃなく、学校の勉強でも、社会へ出ても一緒のことだと思うなあ」
高校野球では、県予選の準々決勝まで進出。当時、木俣選手を擁する中京商業と対戦。
「昭和37年だね。ピッチャーが南海(南海ホークス)へ行った林で、キャッチャーが木俣だった。3対1で負けたで、そう悪いスコアでもないでしょう(笑)」
なつかしそうに当時を振り返る林さんだった。