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味のある店2005年10月号・41号 - 人を訪ねる
一豊顕彰会事務局長
国枝法音(くにえだ ほうおん)さん
国枝さんは“クニさん”の愛称で顕彰会のホームページでも人気者だ
●木曽川資料室
TEL 0586(87)5197
(火・土・日の午前10時〜午後3時)
●一豊顕彰会ホームページ
http://kazutoyo.tank.jp/

身辺にわかに忙しくなって
来年は特別な年になりそうだわ

 名鉄「新木曽川」駅から北へ歩いて5分ほど。商工会館隣の一宮市博物館木曽川資料室は、大正・昭和時代の民具や門間沼遺跡からの出土品、そして、ここ木曽川町の出身といわれる山内一豊(やまのうちかずとよ)関係の資料を集めた資料館だ。資料室を管理・運営する一豊顕彰会の事務局長、国枝法音さんを訪ねた。

来年のNHK大河ドラマは『功名が辻』

 「来年のNHK大河ドラマに司馬遼太郎さんの『功名が辻』が決まってからかな、身辺にわかに忙しくなってきて。もちろん一宮市との合併もあって、これまでの木曽川町の資料館をどうするということや、まあいろいろあって、いい意味で、思いもよらんことになってきたね」
 一豊顕彰会の発足は平成8年のこと。平成6年、木曽川中での勤務を最後に教職を退いた国枝さんは、当時黒田小にあった木曽川町資料館の運営に携わることになる。その時の活動を通じて山内一豊への造けいが一気に深まったという。
 「調べてみたら一豊関係の資料や史跡なんかが、あるわあるわ。そうしたものをみんなに知ってもらおうということで、看板作ったり、銅像建てたり、フォーラムみたいなものを開催したり。一豊顕彰会も、その時に立ち上げた。まあ、思いつくことはなんでもやりました」 
 顕彰会独自の会報なども発行し、郷土の歴史をより身近なものとする活動を続けてきた国枝さん。7年、8年を過ぎ、ややマンネリ化かと思われたときに、突如、NHK大河ドラマで一豊の妻、千代が主役となる『功名が辻』の制作が決定。“身辺にわかに…”ということになってきたのである。
 あちこちから一豊をめぐる講演の依頼が来たり、マスコミ関係の取材に応じたり、一方では館の運営について市役所など行政サイドとも折衝。来月には、山内一豊と千代ゆかりの一宮市、犬山市、岩倉市など12市町長が一堂に集まる「一豊公&千代様サミット」が、NHKの松平定知アナウンサーなどを招いて開催される運びになっている。

行政とも協力し合ってベストの運営を

 顕彰会のメンバーは、木曽川町を中心に約200名。現在、会で焦点になっているのは、大河ドラマを見て全国からやってくる人たちへの対応だ。それには資料館の整備などハード面の充実を図るとともに、市民一人ひとりに、もっともっと一豊・千代のことを知り認識を深めてもらう、いわゆるソフト面の充実が急務だ。
 「全国からやってきた人に『一豊の銅像はどこに?』と聞かれて、地元の人が『さあ、どこだろう?』というようなことでは困る。顕彰会としては、さまざまな活動を通じて、そうしたソフト面の充実に取り組みたい。もちろん会だけの力では限界もある。行政の力も借りながら、一番いい関係ができていけばいいなと考えているんです」
 国枝さんによれば一豊の魅力は、信長、秀吉、家康の三英傑をサポートしながら、ともすれば争いになって抹殺されるような戦乱の時代を、最後の最後まで生き抜いたこと。
 「それは一豊自身の、実直で部下思いの性格でもあったし、また千代という伴りょとのめぐり合いでもあった。いろいろ見ていくと実に面白い人物なんだな、これが。一豊の生きざまを見ていくと、今の時代でも参考になることは山ほどある。講演会でも、いつもそのことを話しているんです」
 この20日には一豊公供養法要を兼ねて茶会を開催。来月8・9日の「一豊公・千代様サミット」では、9日の見学会も担当。「資料室、黒田城址、法蓮寺を案内しながら、簡単な説明をさせていただきますので、ぜひ来てください」とのことだ。

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