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| 「美味」は、名鉄名古屋本線踏切のすぐ東にある |
本紙32号でご紹介した店、中華料理の「友民」もすごかったが、今回ご紹介する「美味」もすごい。何がすごいって、そのボリュームと値段だ。普通の店の1.5倍はあろうかというとんかつが、普通のお店の6割程度の値段で食べられる。
大食漢を自称するあなた、昼ごはんにあまりお金をかけたくないというあなたにぜひおすすめしたい、とにかくリーズナブルなお店なのだ。
「脱サラして店を持って、今年で9年目。お客さんのおかげでなんとか続けてこられました」と謙虚に語るのは、店主の後藤義治さんだ。家族とのふれあいを大切にしたいと考えた後藤さんは、きっぱりとサラリーマン生活に終止符を打ち、知人を通して紹介してもらったとんかつ店で1年間修業した後、自分の店をオープンさせたという。
4人用の席が5つ、2人掛けの席が2つ。決して広くない店内は、お昼時ともなると満席。それもそのはず、とんかつの「美味」のランチメニューは、とてもお値打ちだ。
「定番ランチの『みそかつと茶わん蒸し(650円)』や『日替わりランチ(通常メニューの50円引き)』をはじめ、『ロースかつランチ』『ひれかつランチ』『ミンチかつランチ』『エビクリームコロッケランチ』などは600円で提供しています」
また開店時間の11時半から11時59分までに入店した人にはロースかつランチが500円(通常価格600円)で食べられるというタイムサービスもある。
「『笑っていいとも』のテーマソングが始まるまでに店に入ってくれればOKですよ」
タイムサービスもそうだが、定番ランチの「みそかつ&茶わん蒸し」もお客さんの要望によるものだそうだ。
「お客さんの要望に耳を傾け、どんなメニューを喜んでいただけるのか、どんなサービスが求められているのかを試行錯誤しながら、店づくりをしています」
おなかいっぱい食べてもらって、おいしいと言ってもらえたら、こんなうれしいことはないと語る後藤さん。お客さんも満足して、自分も満足できることが、商売の基本であり、だいご味であると考えている。
そんなお客さんのニーズを反映した結果、最近は持ち帰りメニューも充実しているという。
単品メニューの値段に300円プラスして、赤だし、ごはん、フルーツを付けた「定食弁当」やハーフ定食弁当(750〜800円)、「ランチ弁当(500〜700円)」などが人気。
「会社の会議やちょっとした集りなどにご利用いただいているようです」
また後藤さんは、肉の仕入れ先や米の産地も、メニューに明示している。
「聞かれればなんでもお答えします。ごまかしなく、正直に商売をしていきたいですから」
自分自身もとんかつが大好きという後藤さんは、豚肉の持つ栄養分をなるべく逃がさないような調理を心がけているという。
「お肉は、たたいたり加工したりすれば、いくらでも柔らかくできるんですよ。でもたたき過ぎたら、せっかくの肉の繊維が壊れてしまうし、時間を置くとビタミンBとか大切な栄養素が逃げてしまうから、なるべく早く調理するようにしています」
またお年寄りには脂肪分の少ないひれかつを勧めたり、気配りも忘れない。
メニューにあるコロッケやハンバーグもすべて手づくり。ソースもみそ、トマトソース、みそマヨネーズ、トマトマヨネーズなど、これもお客さんの声を反映して、六種類を用意している。味も良くて、ボリュームもたっぷりの「美味」のとんかつは一度試してみる価値ありだ。
ただし、タイムサービスなど大混雑が予想されるので、1回目は比較的空いている夜に行く方がいいかもしれない。
「夜ならゆったりできると思います。メニューもランチの値段に百円プラスしただけで召し上がっていただけますので、ぜひご賞味ください」