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味のある店 2004年10月号・29号 - 味のある店
精肉・焼肉材料一式の店
「ナカムラヤ」
「ナカムラヤ」は、萩原町の商店街の中。ピンク、オレンジ、黄色のハデな色合いのテントが目印
「ナカムラヤ」は、萩原町の商店街の中。ピンク、オレンジ、黄色のハデな色合いのテントが目印
愛知県一宮市萩原町萩原18番地
Tel 0586-69-4916
【営業時間】
AM10:00〜PM5:00
【定休日】火曜日

秘伝のたれと
肉の柔らかさが
人気の秘密

30年以上この道一筋

 萩原商店街の一角にひと際カラフルな店がある。「ナカムラヤ」という店だ。焼肉用の肉を並べるかたわら、焼き鳥やカルビ、ホルモンなど、その場で焼いてくれるのでお客さんがひっきりなしに買いにやって来る。
 「この店を出して、もう30年。萩原の町ではすっかりおなじみになって、みなさんにかわいがってもらっています」とハキハキと元気のいい声で答えてくれるのは、同店のオーナーの中村吉枝さんだ。
 「店を出す前はね、軽トラックに材料積んで、団地を回っていた時代もあったの。そのころから数えるともう35年くらいかしらねぇ。自分でも、まぁよく働いてきたと思うわよ」と明るく笑う中村さんは、話している間もひっきりなしに手を動かして働いている。
 本当に一時もジッとしてられない性分なのだと感心していると「とにかく試食してみる? 食べてみないことには、記事書けないでしょ」とカルビ、焼き鳥、ホルモン、タンなどの焼きたてを皿に載せてくれる。
 香ばしい匂いとともに味わう、くし刺しの肉はどれもこれも柔らかく、臭みもなく、どんどん食べ進んでしまった。

肉はすべて生肉、たれも自家製

 「柔らかいでしょ。養老のと場まで行って、ほとんど毎日仕入れてきますからね、当店のお肉はすべて生肉。冷凍は一切使わないの。それから、たれも全部自家製。店頭で焼いているお肉につけるたれ、焼肉材料として味付けしているたれ、センマイにつけるための酢みそなど、全部手作りしています」と自信をのぞかせる中村さんだが、今の味に定着するまでには、大変な試行錯誤があったという。
「毎日作っては、知人や友人に食べてもらってやっとこの味にたどりついたという感じです」
 焼き肉用の肉やホルモンに漬け込むための2種類のたれには、しょうゆ、みそ、みりん、トウガラシ、ニンニク、ショウガ、果物、各スパイスなど、多種類の材料が入っている。やや甘めだが、複雑な味わいがあって、肉の味を一層引き立たせているのがわかる。
 店頭には、ホルモン(100グラム80円〜)、牛ソフトカルビ(100グラム350円)、かしわ(100グラム130円)をはじめ、約20種類の焼き肉材料が並ぶ。ある程度まとめて買えば、たれをサービスしてくれるのもうれしい。
 また隣の店頭でくし焼きしているものは、豚ホルモン、焼き鳥、タン、鳥皮(それぞれ5本で300円)、牛ホルモン(5本400円)、そして1日限定100本の牛カルビ(5本450円)などがある。

「おいしい」の一言がうれしくて

 中村さんは、店が終わった後も、仕入れた生肉を一本一本くしにさす仕事や自家製キムチを作る仕事、また居酒屋さんなどからの注文が入ると配達もやってのける。
 「本当に休む時間もないけれど、この仕事が大好き。お客さんに『おいしいね』って言われるだけで、疲れも吹き飛んでファイトがわいてくるの(笑)」
 名古屋の西区から毎週のように買いに来てくれる常連さんやうわさを聞きつけて遠くから足を運んでくれるお客さんのためにも「毎日真剣勝負」で店を切り盛りしているという。
 「30年以上もやってると親子三代で『ナカムラヤの味が好き』と言ってくださるお客さんもいらっしゃいます。長い間やってきたかいがありますよね。これからも元気もりもりで頑張ろうと思っています。『い〜ち』の読者のみなさん、萩原町までお越しになって、新鮮でおいしい当店の味をぜひお試しくださいね」
 読者のみなさん、“パワフルお母さん”中村さんに会いに行くだけでも足を運ぶ価値あり!ですよ。

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