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| 落ち着いた和風の感覚が漂う「天茶」の外観 |
国道155号線と西尾張中央道(上部:東海北陸自動車道)が交わる苅安賀交差点。その東南角に、喫茶&甘味の「天茶(てんちゃ)」がある。交差点角の“一等地”でもあって、看板などが所狭しとならぶが、そのすぐ奥に落ち着いた和の風情のお店がある。
「天茶」のオープンは昨年の10月。それまで内装業を営んでいたオーナー兼店主の土田一彦さんが「喫茶店をやるのが若いころからの夢」でもあり、一念発起して、この店を開いた。奥さんの妙子さんも、ご主人の夢ならばと快く賛同し、現在にいたっているという。
さて、店へ入って驚いたのは、店内の開放感だ。普通なら2階分の高さのある天井に加え、木の味わいを生かした梁が縦横に走る。つまり見上げるほどの吹き抜け空間になっており、広々とした店内のレイアウトとともに、なんともいえない心地よさをかもし出している。
「屋根とトタンの工事以外は、設計も内装も含めて、すべて主人が手がけたものです」と妙子さんが言うとおり、手作りの感覚が随所に息づく店内だ。ご主人ならではの工夫もある。それは店内に段差がないこと。つまりバリアフリー。高齢者はもちろんのこと、車椅子でも気軽にコーヒータイムが楽しめる設計だ。
メニューのいろいろを伺ってみた。
「コーヒーと甘いものをメインでやっていこうということで、主人がコーヒーとサンドイッチを、私は、あんみつ、ぜんざいなどを担当しています」
店を始める前、名古屋や一宮などいろいろな店を食べ歩いて研究した妙子さん。そのかいもあって、今、店で出している寒天・あんこ・白玉などはすべて自家製。記者も実際に味わってみたが、甘味を控えたさっぱりとした味わいは、ご主人のいれてくれる一杯立てのコーヒーと絶妙のハーモニーだ。
「でも味覚というのは、それこそ十人十色でしょう。私自身はあまり甘過ぎるのは好きじゃないんですが、お客さんによっては『もっと甘いほうがいい』とおっしゃる方もみえて、ほんとにこの仕事は難しいですね」
まだまだ研究の余地があると謙虚に語る妙子さんである。
モーニングなど、「天茶」の各種サービスもご紹介しておこう。
まず午前7時半〜12時がモーニングサービスで、飲み物(例/コーヒー380円)で手づくりホットドッグと果物が付く。このホットドッグは週がわりで、キャベツ・ウインナとゆで玉子マヨネーズあえがある。
ランチタイムは午前11時半〜午後1時半。飲み物と各種サンドイッチ(ハム・玉子・ミックス・野菜)で、750円。午後1時半〜5時までの午後のサービスでは、飲み物に小倉トーストが付いたり、白玉+あんこなど、その時々の一品が付く。その他コーヒーとあんみつ(またはぜんざい)のセットメニューは、750円でお値打ち。
店内は天井の高さだけでなく、通路もテーブルの配置も実にゆったりで40席以上。駐車場も余裕のスペースを確保。冒頭でも書いたが、交差点角の一等地ながら“ほっとひと息”のための配慮が行き届いている、まさに大人の喫茶店だ。