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| 安らぎを感じさせる和風の建物。奥には60名まで収容できる大広間あり |
名鉄津島線「しょばた」駅から三宅川沿いに少し北上したところに大きな和食の店「きよ」を見つけた。午後1時過ぎ、ランチタイムにはやや遅い時間なのに、店内は満員だ。
人気の秘密は何か。店主の服部孝義さんに話を伺った。
なんで、この道に入ったかって? うーん、そんなこと聞かれても、もう昔のことやでね、忘れちゃったなぁ」と言いながら、一生懸命言葉を探す服部さん。この道に入ってかれこれ30年近くになるという。
「早く、技術を身につけて独り立ちしたかったんだね。別に板前でなくてもよかったのかもしれないけど、包丁一本でやっていくなんてカッコイイじゃない」
すし屋、和食店、結婚式場など、5、6軒の店で約10年間、腕を磨き、その後独立。同店をオープンさせたのは18年前のことだ。
鮮度にこだわる服部さんは、柳橋や日比野などの魚市場に出向いて、その都度新鮮な魚を仕入れてくる。
「『田舎のすし屋だから、ネタはこんなもの』なんて思われるのは嫌だからね。気合いを入れて仕入れますよ」
カウンターの水槽にも、カワハギ、アジ、エビなどが元気に泳いでいた。
ランチタイムは、お値打ちなメニューを多種類そろえているので、主婦やサラリーマン、家族連れなどで満席になる。
一番人気は2種類の「きよ御膳」で、「天むすきよ御膳」なら食前酒に刺身や煮物など料理5品、天むす、赤だし、デザートが付いて1,260円。また天むすの代わりに握りずしを選べば1,580円だ。
すしランチ(握りずし、茶わん蒸し、赤だし、デザート付きで840円)やミニ会席のマドンナ(3,050円)、ミス小町(2,420円)なども女性に人気があるという。ランチに出す刺身や煮物、あえ物には、旬の素材を選び、四季折々のおいしさを追求。
「ウチの店は、地元の人たちの憩いの場でもあるからね。アットホームな雰囲気づくりを心がけています。また和食の中に洋風の料理なども取り入れて、楽しんでもらえるように工夫してるよ」
新しい味を追求するために、休みの日には、あちらこちらの店を回るという服部さん。
「素材の組み合わせとか、味付けとか、よその店に行くと、いろいろ参考になるからね。板前も現状に甘んじているようではだめ。若い衆と相談して、じゃんじゃんアイディア料理を生み出しているよ」
BSEをはじめとする食の問題のあおりを受け、同店も売り上げが落ち込んだ時期もあったという。
「夜は、しゃぶしゃぶもよく出るけど、飛騨牛の上質な肉を使っているからね。安心して食べてもらいたいですね」
また50〜60名まで入れる大広間もあるので、宴会やお祝い事、法事などにも利用できる。
「片道30分くらいまでのところなら、送迎バスを走らせますので、お気軽にどうぞ」とのこと。
夜の会席料理は、3,000円くらいから予算に応じて組み合わせてくれるそうだ。
すし、しゃぶしゃぶ、せいろ会席などの和食を中心に、バラエティに富んだ料理を楽しめる「きよ」で、たまにはリッチな気分を味わってみてはいかがだろう。