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| 駐車スペースもたっぷり。青いのれんが目印 |
手羽先とビール、とくりゃ、これはもう正真正銘の居酒屋。仕事帰りのお父さんたちの息抜きの場、といったイメージだが、今回訪ねた「金太郎」は、それとはやや趣を異にする。
「ファミリー居酒屋と言えばいいのかな。飲むもよし、食べるもよし、だれでも楽しんでもらえるような店づくりを心がけています」とは、店主の中村統昭さんの弁だ。
もともと母が始めた店。ここに引っ越してきたのは2年前ですが、それ以前に15年ほど、別の場所で営業していたんですよ」と言う中村さんの横で母親の愛子さんも、店の歴史を語ってくれる。
「私がやっていたころは、もっと小さなお店でしたが、息子が脱サラして跡を引き継いでくれました。最近はもう任せて安心。私も楽させてもらっています」と息子の成長ぶりを喜ぶ。
サラリーマン時代は食品会社で精肉や鮮魚の仕入れの仕事に携わっていた中村さんは、食品を見る目をここで養った。
「それが仕入れにもすごく役立っていますし、サラリーマン時代に築いた人的ネットワークにも助けられています」
同店のおすすめは手羽先。宮崎県から仕入れる新鮮な手羽先は肉厚の大きなサイズで、揚げた直後に秘伝のたれにつける。
「母から受け継いだたれは、店の宝。古いたれに継ぎ足し継ぎ足しして、今のいい味が出ています。秘伝ですからね、詳しくは教えられませんけどね(笑)。しょうゆをベースに野菜や果物、スパイスがいろいろ入っています」
さっそく手羽先を作ってもらった。外側はカリッと揚がっていて、内側は柔らかい。たれは、揚げた直後にドボンとつけるだけだそうだが、長年熟成された甘辛いたれの味がしっかりとしみ込んでいた。
手羽先は5本で480円。“たれ”か“塩”を選べる。
また、くしものも充実しており、3本セットで、焼きトリ(370円)、ネギマ(370円)、串カツ(320円)、トリ皮(370円)、つくね(420円)、ゲソ(370円)、ナンコツ(530円)なども人気だ。
冷凍ものはほとんど使用せず、生の状態で仕入れているので、どのくしものも肉が柔らかく、おいしい。
「このほかにも、注文をいただいてから焼くフワフワのだし巻き卵やささ身、ロースかつ、魚貝類の揚げ物、サラダ各種、おにぎりや焼きそばなど、メニューはいっぱいそろえています」
長イモステーキ(730円)や豆腐ステーキ(730円)、納豆ステーキ(730円)などの健康ステーキもよく注文があるそうだ。
「魚や肉は毎日仕入れますので、その日によって入る商品が違ってきます。鮮度のいいお刺身や魚の塩焼きなどは『本日のおすすめ品』としてお出ししています」
カウンターと座敷で構成されている店内は明るく、だれでも気軽に入れる雰囲気。
また家族連れや接待などにも使える6、7人用の個室もあるので、利用したい時は予約しておくといいかもしれない。
「ウィークデーは、仕事帰りの方たちが寄ってくださいますし、土日は、ファミリーが多いですね。ちょっと一杯のお客さんにも、お食事を楽しんでいただくお客さんにも満足していただけるように、いろいろなメニューを考えて、頑張っています」と語る中村さんは、常に効率良く料理を出せるように、仕込みにも工夫をしているという。
「これからの季節は、『手羽先やくしものをつまみに家でビールを楽しみたい』という方も多くて、お持ち帰りのお客さんも増えてきます」と言うように、持ち帰りもOK。
お土産にも最適な手羽先は、同店の名物料理。おつまみとして、ごはんのおかずとして、またおやつとしても、広く地域の人に親しまれているようだ。