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| 白と茶色のコントラストが落ち着いた雰囲気の「豆の木」 |
おいしい豆腐屋さんとして、地元の人たちに昔から親しまれてきた「きしとうふ」が先月「とうふファクトリー・豆の木」としてリニューアルオープンした。
「豆腐やゆばなど、従来の製品に加えて、窯出しシュークリーム、シフォンケーキ、ジェラード、プリンなど豆乳やおからを使ったお菓子類を充実させました」と意気込みを語るのは、「きしとうふ」二代目店主、岸敏和さんだ。
中でも「窯出しシュークリーム」はオープン以来、人気を博しており、専用のオーブンをフル回転させて焼いている。
「皮にはおから、中味のカスタードクリームには豆乳をたっぷりと入れています。皮の部分におからを混ぜたクッキー生地を使っているのが、当店の特徴。サクサクとした食感が新しいと、お客さんに好評をいただいています」
記者も試食したが、やや固めの生地は、かむと口の中で香ばしい香りが広がり、なめらかなカスタードクリームともマッチして、おいしかった。
このほか、シフォンケーキ、ジェラード、プリンもすべて豆乳やおからを使用し、甘さを抑えているので、カロリーや糖分の取り過ぎを気にする人にもおすすめだ。
「豆の木」は、大豆をはじめとした原料に徹底したこだわりを持っている。
「狂牛病に始まった一連の食の問題を考えると、原料からきちんとチェックして作ったものでないと、お客さんに自信を持ってすすめられません。私も生活者の一人として、食の安全性については非常に気にかかるところです。ですから作る立場に立った場合もこだわりを持って、作っていきたいですね」
大豆は、富山産エンレイ大豆と北海道産無農薬トヨコマチを使用。
牛乳は遺伝子組み換えの飼料を使わない低温殺菌飛騨牛乳、卵は放し飼いで育った三重県産有精卵と、信頼のおける各農家と契約し、お互い顔の見える関係の中で、原料を仕入れている。
また大豆製品づくりに欠かせない水に関しても、こだわりを持っているそうだ。
「このあたりは、昔から水に恵まれた土地でしてね。私どもでも地下90メートルのところからミネラルたっぷりの天然水を汲み上げているんですよ」と地元の恵まれた環境もうまく利用している岸さんだ。
枕木などを使い、木のぬくもりがいっぱいの「豆の木」には、窯出しシュークリームをはじめとするスィートアイテムが並べられているほか、豆腐、さしみゆば、油揚げ、おからなど、いわゆる定番商品も根強い人気を誇っている。
製品はすべて店鋪裏の工場で製造され、できたて、作りたてが店内に並ぶので、新鮮さも抜群だ。
「原料の大豆はね、よく洗浄することが大切です。私どもでは二時間以上洗浄して、大豆に付着している不純物をとにかく洗い流します。これも安全な製品づくりの大きなポイントですね」
豆腐は消泡剤無添加。本来の大豆の味が生きている味わいは、昔ながらの豆腐屋さんの豆腐を思わせる。
最後に岸さんからのメッセージ。
「工場直送というメリットを生かして、名古屋栄と岩倉に『雪花菜(きらず)』という豆腐レストランも開いておりますので、ぜひお出かけください」
ちなみに「きらず」とは、おからという意味だそうだ。